やねだん第36回故郷創世塾に行ってきました。
やねだん第36回故郷創世塾に行ってきました。
令和6年11月8日から3泊4日で、鹿屋市柳谷町内会(通称やねだん)で開催された故郷創世塾に講師として参加してきました。今回も全国から24名(10代から60代)の参加がありました。今回は、「未来創造につながる『人財育成』『ドローン社会』『休耕地・古民家の有効活用』」を徹底探求、そして「知らない、わからない、やらないの3ない解消でリーダー的人間力向上にもトライ」を掲げて開催されました。
休耕地の活用では、鹿児島銘菓(かるかん)原料である自然薯の収穫体験とその買取契約の話が中心。メーカー、商社、やねだんの3者連携で1kg当たり約2千円(10アール当たり約150万円~200万円)となるとのこと。(ちょっとした、というか相当の現金収入)県内ほぼ全域で生産される郷土菓子の主原料である自然薯の生産不足という社会課題に対し、「空いてるものを活かそう」「地域にも経営感覚を」とのやねだんの哲学が生きています。
私のテーマは、「これからの地域づくり~自治体や住民の役割、そして期待~」、かるかんを手土産に(他県の参加者は食べたことないだろうなと)、講義してきました。
今回の話はいつもの「新しい公共」やこれからの「自治体の役割、職員への期待」のほか、「やねだんと故郷創世塾を通して見えるもの」、最近の話題として「コミュニティ財団」の意義、鹿児島県内での動きについてです。
「やねだんと故郷創世塾を通して見えるもの」については、
柳谷町内会(通称やねだん)は、現在102世帯211人が暮らす中山間地域。「行政に頼らない地域づくり」を旗印に、住民自治、自主財源確保活動、還元の3本柱を基本に、住民協働による地域として全国的にも有名です。私が思うに、「行政に頼らない」は内向けに行ってる言葉。「初めに補助金ありきでは感動はない」し、「地域づくりは総力戦だから」です。ここで、もう一つ大切なことは、自分たちの地域は自分たちで作り上げていこうという意識、つまり自治する心こそ地域を変えていくということを強調してきました。
「コミュニティ財団」については
「地理的なコミュニティを特定して、地域の諸課題を事業対象とし、有効な事業に対して資金をはじめとする資源を仲介・提供し、住民の暮らしの質を高めるために貢献する組織」(全国コミュニティ財団の定義から要約)ですが、本県初のコミュニティ財団が島嶼(とうしょ)地域をフィールドに立ち上がろうとしています。(2025年度中目標)有人離島28島、人口約15万人の全国一の離島県である本県で、島に根ざして生きている若者たちが自分たちの地域を自分たちでつくっていこうとする活動です。財団の事業内容は今のところ、「環境」「教育・文化」「産業支援」に関わるプロジェクトへの資金提供や伴走支援などを想定。寄付金や基金の募集はこれからになりますが、民間主導のこの取り組み是非応援していきたいと考えています。(岩切)
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